チャバネゴキブリ<i>Blattella germanica</i>の増殖要因としてのシェルターの影響

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タイトル別名
  • Influence of the harborages in increasing of German cockroach, <i>Blattella germanica</i>, in laboratory condition

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説明

25℃の室温で水と餌が十分に与えられてた場合,プラスチック容器内のチャバネゴキブリの増殖は,シェルターの材質や隙聞の数で変化した.シェルターがなければ,明らかに増殖が抑制された.ベニヤ板,陶製タイル,プラスチックのシェルターは,増殖の程度に差は見られなかったが,アルミ板ではこれらに比べて増殖が少なかった.また,シェルターの隙間の数が多くなると増殖が促進され,雌雄3対のチャバネゴキブリは,隙間の数が5個のベニヤ板製シェルターを設置した際,3ヶ月後に若齢若虫を中心に780頭に増加した.これらの結果,隙間が多い現場では,駆除後に少しの生き残りがあれば,個体群の復活は短期間で起こりえることが示唆された.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282763129213824
  • NII論文ID
    110007332478
  • NII書誌ID
    AA11822801
  • DOI
    10.24486/pestologygakkaishi.17.1_29
  • ISSN
    24321532
    09167382
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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