書誌事項
- タイトル別名
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- A STUDY ON EDUCATION FRAMEWORK FOR DISASTER RISK REDUCTION BY UTILIZING “YOKAI” AS INTELLECTUAL RESOURCES
説明
<p> 本研究の目的は,日本の地域社会のなかで人びとが語り継いできた妖怪を,防災減災における知的資源として捉え,その利活用方法を提案することである.妖怪伝承のなかには,地震や津波,洪水,水難事故といった災害と関連するものが多数存在する.そのなかでは,妖怪の働きが,災害の誘発要因,災害の予兆前兆,災害状況の説明,災害の回避方策,災害履歴の伝達,という5つの類型で語られる.リスクの伝達装置としての妖怪伝承の構造をふまえ,社会実験として,子どもたちが新たな妖怪を考え出す作業を通じて,地域の多様な危険を認識し,その対策を検討する「妖怪安全ワークショップ」を展開した.その成果として,子どもたちが経験したことのないような大規模自然災害のリスクも適切に把握し,危険を回避するための方法を導き出すことができた.</p>
収録刊行物
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- 土木学会論文集H(教育)
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土木学会論文集H(教育) 75 (1), 20-34, 2019
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763130665088
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- NII論文ID
- 130007681772
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- ISSN
- 18847781
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可