変形性肘関節症に対する鏡視下手術における術後成績に影響する因子の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Statistical Analysis of the Outcome of the Arthroscopic Surgery for Elbow Osteoarthritis
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説明
<p> 変形性肘関節症に対する鏡視下手術の術後成績に影響する因子を検討した.当院にて手術を行い,術後6か月以上観察できた66例,68肘を対象とした.手術は関節鏡視下に骨棘を切除し,必要に応じて関節包,内側側副靱帯後斜走線維,尺骨神経の処置を追加した.屈曲130度以上かつ伸展制限30度以下を機能的可動域とし,最終診察時での機能的可動域が得られないことを目的変数とした.術前の年齢40歳以上,男性,外傷性関節症,喫煙,BMI25以上,糖尿病の合併,精神疾患の合併,肉体労働,術前の機能的可動域,肘部管症候群,Rettig分類,手術時間を説明変数とし,ロジスティック回帰分析を行った.年齢40歳以上,術前の機能的可動域以下,Rettig分類が有意な説明変数であった.年齢が高く,術前既に拘縮の強いRettig分類での重症の例では,機能的可動域を獲得できない可能性あり,手術手技や後療法などにさらなる工夫が必要である.</p>
収録刊行物
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- 日本肘関節学会雑誌
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日本肘関節学会雑誌 25 (2), 278-280, 2018
日本肘関節学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763131364864
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- NII論文ID
- 130007683076
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- ISSN
- 24342262
- 13497324
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可