腹腔鏡技術習得に必要なこと~教わる立場から

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  • フククウキョウ ギジュツ シュウトク ニ ヒツヨウ ナ コト : オソワル タチバ カラ

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抄録

<p> 独立した腹腔鏡手術の術者となるためには, 術前決定事項として, アプローチ (経腹膜か経後腹膜か), ポートの留置部位, デバイス選択, などを自ら判断, 決定できることに加え, 術中はさらに解剖学的な理解と判断, 剥離, 止血, 脈管処理等を安全に実行する技術が要求される. 腹腔鏡技術向上のため筆者は, ①ドライボックスを用いた反復練習, ②指導医の手術を真似る, ③自らの手術を振り返る, ④他施設の手術を見る, という4項目を実践した. 一方, 教わる立場から, 教える側には①指導医間の指導内容の統一, ②手技の言語化, ③自ら判断し実践させる, という3項目が重要であると考える. 一度, 自分の型を身につけ手術を完遂できるようになると, 自分の型以外にも型があることに気づき, 型の違いを知ることで理解はさらに深まる.</p>

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