流体力学相互作用によるアクティブ微粒子の自己組織化

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抄録

<p><tt>概要 大腸菌などのバクテリアは,濃厚懸濁液中で集団遊泳を行い,まるで乱流のような渦構造を形成することが知られています.こうしたアクティブ微粒子が自己組織化するメカニズムについては不明な点が多く,シミュレーションによる解明が求められています.本稿では,まず始めに,大腸菌の濃厚懸濁液中に現れる渦構造について解説します.次に,ストークス動力学法による数値シミュレーションを用い,球形アクティブ粒子の自己組織化について調べた研究を解説します.最後に,境界要素法による数値シミュレーションを用い,楕円体アクティブ粒子の自己組織化について調べた研究を解説します.これらの研究を通し,アクティブ微粒子の自己組織化が近距離の流体力学相互作用によって生じることを示します.</tt></p>

収録刊行物

  • アンサンブル

    アンサンブル 20 (3), 149-154, 2019-07-31

    分子シミュレーション学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282763131913344
  • NII論文ID
    130007685810
  • DOI
    10.11436/mssj.20.149
  • ISSN
    18845088
    18846750
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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