負の誘電率の電子的起源

書誌事項

タイトル別名
  • Electronic Origin of Negative Dielectric Permittivity

説明

金属の複素誘電率のスペクトルは自由電子の光電界による強制運動がもたらすDrudeの法則に従い、実数部は低エネルギー側で負の値を示す。これが、金属の高い反射率をもたらす。銅・金・銀など貴金属固有の色は Drude 則による負の誘電率だけでは説明できず、それぞれの金属特有のバンド間遷移にもとづく誘電率が重畳したことによる誘電率の実数部が0を横切るエネルギーが可視~近紫外に現れることで説明される。この小文では、金属の誘電率の周波数分散を電子分極の電子論で扱う。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282763132886272
  • NII論文ID
    130007678343
  • DOI
    10.32304/jemeabulletin.3.2_11
  • ISSN
    24341495
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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