公開標本データの信頼性に関する検討事例:マメダオシ(ヒルガオ科)

書誌事項

タイトル別名
  • An examination of confidence in open data of specimens: Cuscuta australis (Convolvulaceae)
  • 意見 公開標本データの信頼性に関する検討事例 : マメダオシ(ヒルガオ科)
  • イケン コウカイ ヒョウホン データ ノ シンライセイ ニ カンスル ケントウ ジレイ : マメダオシ(ヒルガオカ)

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抄録

生物の公開標本データの信頼性について、ヒルガオ科マメダオシを材料に検討した。その結果、公開データにおいては情報の正確性(同定の正しさ)は全国の標本の7割程度、情報の網羅性(既存標本のうちで公開されている件数)は近畿地方産標本の3割程度であった。一例のみだが、この結果に基づいて公開標本データの利用に際して留意すべきことへの意見を述べた。ユーザーはデータの信頼性や特性についてよく理解した上で利用することに加えて、ユーザー自身が誤情報修正のフィードバックに積極的に関わることが望まれる。

収録刊行物

  • 日本生態学会誌

    日本生態学会誌 69 (2), 127-131, 2019

    一般社団法人 日本生態学会

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