〈語り〉へのアプローチ

書誌事項

タイトル別名
  • An Approach to Narration: The “Philosophy” of <i>Izu-no-odoriko</i>
  • 〈語り〉へのアプローチ : 『伊豆の踊子』の〈思想〉をめぐって
  • 〈 カタリ 〉 エ ノ アプローチ : 『 イズ ノ オドリコ 』 ノ 〈 シソウ 〉 オ メグッテ
  • ――『伊豆の踊子』の〈思想〉をめぐって――

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抄録

<p>「物語」内容の「解釈」が中心だったこれまでの『伊豆の踊子』について、作家の抱いていた「言語」に対する問題意識を明らかにすることで〈思想〉という視座を焦点化し、その検証を通じて〈語り〉の問題を考察した。併せて〈語り〉という用語の再検討を促すことで、読むことの原理の課題に迫ろうと試みた。大森荘蔵が指摘した「過去形の様式」といった捉え方を参照しつつ、作品が指し示そうとしていた世界の捉え方がどのように語られているかを読み、新たな作品の相貌を浮上させた論である。</p>

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 63 (8), 15-24, 2014-08-10

    日本文学協会

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