COPD の診断:病歴・身体所見から
書誌事項
- タイトル別名
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- The Role of Clinical History and Physical Examination in Diagnosing COPD: Chronic Obstructive Lung Disease
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抄録
<p> COPD は肺気腫と慢性気管支に分類され,肺気腫は痩せてチアノーゼのないpink puffer,慢性気管支炎は肥って咳,痰が多く浮腫,チアノーゼのあるblue bloater という特徴があった.抗菌薬が普及しblue bloater は激減した.ガイドラインでは気腫型と非気腫型に分けられる.最近では非気腫型でも咳,痰は少なく,痩せておらず浮腫,チアノーゼも認めない.禁煙後 10 年以上で発症する例もある.</p><p> 肺機能では呼出障害を示すが,動的過膨張とair trapping のため自覚症状は「息が吸いにくい」が多い.横隔膜の働きが損なわれ,肺コンプライアンス(Cl)が大きいので頸部の呼吸補助筋のうちストロークの長い胸鎖乳突筋が発達する.胸鎖乳突筋の発達は1 秒量<1 L を示唆する.CPFE は間質性肺炎との中間で横隔膜も働きCl も正常に近く斜角筋の役割が大きい.このように病態生理で症状,身体所見が理解できる.</p>
収録刊行物
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- 日本臨床生理学会雑誌
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日本臨床生理学会雑誌 49 (3), 107-111, 2019-08-01
日本臨床生理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390283659828190720
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- NII論文ID
- 130007761240
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- ISSN
- 24351695
- 02867052
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可