足関節内果疲労骨折の3例

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<p>スポーツ障害の1つである疲労骨折は繰り返し加わる小さな力によって起こるため,早期診断に苦慮する事もある.特に荷重のかかる下肢の疲労骨折は,復帰時期も含めて治療に難渋する事が多い.今回,我々は比較的稀な足関節内果疲労骨折の3例を経験し,その後の経過について検討を行ったので報告する.【症例1】20歳男性,大学陸上部のやり投げ選手.本人が手術を希望せず保存的加療.経過良好にて競技復帰【症例2】14歳男性,剣道部.手術加療も再骨折し,再手術施行し競技復帰【症例3】14歳女性,テニスクラブに所属.手術加療後競技復帰.本骨折は保存的加療を行っても良好な経過がみられるが,遷延治癒や再骨折もあり早期スポーツ復帰を希望する場合は手術を考慮するべきである.手術加療を行っても偽関節の形成や,抜釘後に再骨折を来す場合があり,抜釘時期も含めて注意深く経過を観察していく必要がある.</p>

Journal

  • Orthopedics & Traumatology

    Orthopedics & Traumatology 68 (4), 681-683, 2019-09-25

    West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology

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