03心-12-ポ-37 大学運動部に所属するアスリートの心理的特性に関する研究

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タイトル別名
  • 新入生男子選手による集団スポーツ競技種目の考察

抄録

<p> スポーツの各種競技において心理的能力がゲーム中の物理的パフォーマンスに大きく影響することは広く知られている。岡本ら(2008)はチーム種目競技が個人種目競技に比べ心理的競技能力が優れ、各競技種目で心理的競技能力の特徴は異なることが示されている。そこで本研究では、大学の運動部に所属している大学新入生男子選手78名を対象に心理的競技能力診断検査(DIPCA.3)を行い、集団スポーツ競技4種目(サッカー・ラグビー・硬式野球・アメフト)における経験値(競技年数・全国大会出場)の心理的特性の差異を明らかにすることを目的とした。この研究によって得た結果は具体的に、部活動で生徒を指導するとき、心理的な特徴も踏まえて、あらゆるスポーツ場面に活かすことが期待される。その結果、競技年数では、10年以上が10年未満に比べて闘争心と自己実現が優位であった。全国大会出場では、出場経験有が出場経験無に比べて自己実現、勝利意欲、決断力、判断力が優位であった。従って、集団スポーツ競技種目新入学生選手の中で10年以上経験が有り、全国大会出場している学生は、自己実現が高いことが明らかになった。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390283659831496704
  • NII論文ID
    130007770019
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.136_3
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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