中途障害に伴う自己の喪失と再構築のストーリー:パラアスリートの語りから
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- 内田 若希
- 九州大学
説明
<p> 中途身体障害を負うことは、人生の半ばで身体機能や身体部位を喪失するだけでなく、生活上の変化を迫られ、自明視してきた日常を喪失することを意味する。その一方で、スポーツ場面で体験される意味のある出来事を通して、受障による喪失感からの脱却や生きる意味の再定義がなされることもある。このような「中途障害の受障体験」と「スポーツでの意味のある体験」という2つの転機を通じて自己変容するプロセスは、いわば人生の喪失と再構築のプロセスではなかろうか。本キーノートレクチャーでは、「中途障害の受障体験」と「スポーツでの意味のある体験」を人生における2つの転機と位置づけて、パラアスリートが転機によって自己変容を遂げたライフストーリーを提示し、「障害」の意味や心理・社会的な支援のあり方を考えていきたい。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 70 (0), 39_1-39_1, 2019
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390283659831568896
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- NII論文ID
- 130007770768
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可