09方-11-ポ-39 剣道に適した専用サーフェイスの開発

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • 大学生剣道部員による試作マットと改良マットの主観評価の比較

抄録

<p> 剣道の競技や稽古は一般的には体育館で行われるが、伝統的技法のすり足や踏み込み動作に適していないとされている。本研究では、コルクとゴムを配合したマットに対する剣道実践者の主観評価について検討した。大学生剣道部員を対象として、試作マット(M1)とその評価に基づく改良マット(M2)について、すり足、踏み込み、踏み切り動作の観点で評価を求めた。また、体育館仕様のウレタン塗装床(UF)にも同様の観点で評価を求めた。M1とUFについて、動作の観点および床種を固定効果、評価者を変量効果とする一般線形混合モデルで検討した結果、動作と床種に交互作用が認められた。そこで動作ごとに検討し、すり足はM1、踏み切り動作ではUFの評価が高い結果を得た。これに基づいて滑り具合を改良したM2とUFの再比較を試みた結果、交互作用は認められず、動作に関係なくM2の評価が高かった。さらにM1とM2の評価の比較では、踏み切り・踏み込みの2動作においてM2の評価が高かった。これらの結果から、本研究で開発(改良)した剣道用マットは体育館仕様の床面よりも剣道の動作に適したサーフェイスであることが確認された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390283659832109696
  • NII論文ID
    130007770427
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.271_3
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ