都市における野生サケと人との共生を目指して
書誌事項
- タイトル別名
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- Toward a coexistence between human and wild salmon in urban rivers
- トシ ニ オケル ヤセイ サケ ト ヒト ト ノ キョウセイ オ メザシテ
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抄録
かつてサケは北海道のどの川にも遡上するほど身近な生き物であったはずである。明治時代に川での捕獲が禁止され、孵化放流事業のために川が堰き止められるようになり、一般市民にとって身近な魚ではなくなってしまった。しかし、札幌のサケは市民運動で復活し、都市の中にも身近な自然があることを教えてくれる象徴的な存在になった。近年は、放流から野生サケ保全の活動が加速し、河川管理者、施工業者、研究機関との連携による産卵環境の復元が行われている。都市河川において、サケ個体群が存続し続けるために必要なことを模索している。
収録刊行物
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- 日本生態学会誌
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日本生態学会誌 69 (3), 229-237, 2019
一般社団法人 日本生態学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390283659832715904
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- NII論文ID
- 130007771998
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- NII書誌ID
- AN00193852
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- ISSN
- 2424127X
- 00215007
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- NDL書誌ID
- 030126871
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可