肘部管症候群術後に肘周囲の頑固な強い痛みを訴えていた4例

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  • Postoperative stubborn pain around the elbow after cubital tunnel surgery : report of four cases

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抄録

症例 は 18 歳男性(両側), 38 歳男性(左側), 38 歳女性(左側), 85 歳女性(左側)で,前医での手術は それぞれ 両側 King 変法, 1 回目 King 変法・ 2 回目皮下前方移動術,皮下前方移動術,筋層内前方移動術であった.症状はいずれも肘周囲の頑固な疼痛と前腕から手尺側のしびれであった.いずれも内側上顆前方に圧痛を認めた.保存療法抵抗性であり,手術を行った.術中所見では症例 1 の右側で内側前腕皮神経断端神経腫,症例 2 ・ 3 ・ 4 で線維性組織あるいは腱による尺骨神経の絞扼が認められた.手術として断端神経腫切除術,筋層下前方移動術,腱切離術などを行った.いずれも手術翌日から痛みは消失し,しびれも軽減あるいは消失した.考察: 原因は断端神経腫や尺骨神経を制動した線維組織あるいは筋内の腱組織による再絞扼であった. 医原性であり,手術の際に注意が必要である.

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