上腕骨遠位端coronal shear fractureの治療経験
書誌事項
- タイトル別名
-
- Surgical outcome of coronal shear fracture of the distal humerus
この論文をさがす
抄録
当院で手術加療を行い,術後3か月以上経過観察可能であった10例を対象とした.受傷時平均年齢は46.8歳,平均観察期間は13か月であった.Dubberley分類は1Bが1例,2Aが3例,3Aが4例,3Bが2例だった.手術アプローチは9例で拡大外側アプローチを用いた.内固定方法はheadless compression screwを使用した症例が7例,プレートが3例であった.術後ギプス固定期間は10日から3週間だった.骨癒合は全例に認め,平均肘関節可動域は屈曲123度,伸展-28度,JOA-JES scoreは平均82 点であった.肘関節可動域が90度以下であった症例は5例で,これらは正しい整復と強固な内固定が行えなかったことが成績不良の原因と考えられた.成績向上のためには骨折部のアプローチ方法,内固定方法について検討が必要であると考えられた.
収録刊行物
-
- 日本肘関節学会雑誌
-
日本肘関節学会雑誌 26 (2), 36-39, 2019
日本肘関節学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390283659832812800
-
- NII論文ID
- 130007772109
-
- ISSN
- 24342262
- 13497324
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可