書誌事項
- タイトル別名
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- INFLUENCE OF PERCEIVED BURDEN OF DISASTER PREPAREDNESS ON ACTUAL PRACTICES
説明
近年,記録的大雨による大水害を背景に,個人や地域で水害に備える重要性が指摘されている.一方,防災行動にともなう面倒さや費用感覚といった負担感が防災行動を阻害していると考えられる.本研究は,防災行動の負担感を網羅的に把握するための尺度項目を作成し,負担感が行動に与える影響を明らかにす ることを目的として,首都圏在住成人男女を対象に質問紙調査を実施し,統計解析を行った(n = 487).因子分析の結果,自助の非金銭的負担感,自助の金銭的負担感,共助の非金銭的負担感が負担感因子として抽出された.重回帰分析および共分散構造分析より,非金銭的負担感が自助・共助実践に負の影響を与えることが明らかとなった.特に,備え方を調べる面倒さ,日常生活の時間を割いて備える面倒さが主な阻害要因であることが示唆された.
収録刊行物
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- 土木学会論文集D3(土木計画学)
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土木学会論文集D3(土木計画学) 75 (5), I_109-I_116, 2019
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390283659834664704
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- NII論文ID
- 130007775671
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- ISSN
- 21856540
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可