再生可能エネルギー熱技術を対象とした金額・物量ハイブリッド産業連関モデルの開発と雇用分析への適用

書誌事項

タイトル別名
  • A Mixed-unit Input-output Model for Renewable Heat Technologies: an Application to Employment Impact Assessment

説明

<p>民生部門における給湯・空調需要は,最終エネルギー消費量の大きな割合を占める。よって,民生部門の熱需要をどのように賄うかは重要な課題である。再生可能エネルギー熱技術に対しては,様々なベネフィットが期待されている。しかしながら,再生可能熱エネルギー技術の導入が社会経済全体へ与える影響の評価を行った研究は少ない。本研究の目的は,再生可能エネルギー熱技術の導入にともなう環境・社会経済影響を評価するための産業連関表を開発することである。太陽熱,地中熱,木質チップ・ペレットシステムを対象とするとともに,比較評価を可能にするため,既存の熱技術についても対象とした。これらの技術に関して新たな37 部門を作成し,既存の産業連関表に組み込んだ。開発した産業連関表は,熱の需給を物量で表現しており,金額・物量ハイブリッド表となっている。また,熱需給の計算では,熱負荷計算ソフトを用いている。開発した産業連関表を用いて雇用影響評価を行っている。分析結果より,再生可能エネルギー熱技術の導入よって,化石燃料生産に関連する部門から再生可能エネルギー関連部門への雇用シフトが起こることが示されている。</p>

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参考文献 (21)*注記

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