離散ウェーブレット変換による単一試行時のP300からの特徴抽出と検出の試み

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抄録

<p>犯罪捜査では生理学的な指標を用いた秘匿情報の検出が行われている。現在、使われている生理反応は、呼吸、心拍である。しかし、自律神経系の指標は刺激に対する反応が遅いため、虚偽検出に適しません。そのため、犯罪捜査における秘匿情報検出の分野で中枢神経系の反応検出が注目されている。その中でも誘発脳波であるP300を用いた秘匿情報検出が有望視されている。同期加算では判定までに時間がかかるため、単一試行での検出が求められているが、単一試行時の脳波は雑音の影響を受けやすいという問題点がある。そこで本研究では、単一試行時のP300検出のための特徴抽出方法の検討を行った。画像提示によるオドボール課題により標的刺激時、非標的刺激時のP300を計測し、その後計測した脳波の特徴抽出を行った。今回、特徴抽出には離散ウェーブレット変換を用い、基底関数を変えて抽出能力の評価を行った。特徴抽出能力の評価は、ニューラルネットワークによる単一試行時の標的刺激、非標的刺激の判別能力で評価した。</p>

収録刊行物

  • 生体医工学

    生体医工学 Annual57 (Abstract), S241_1-S241_1, 2019

    公益社団法人 日本生体医工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390283659835414016
  • NII論文ID
    130007776715
  • DOI
    10.11239/jsmbe.annual57.s241_1
  • ISSN
    18814379
    1347443X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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