ドップラーレーダを用いた連続非接触血圧測定

説明

<p>近年、世界的に高血圧が問題であり、連続血圧測定の重要性が高まっている。先行研究ではカフレス連続血圧測定の方法として脈波伝搬時間(PTT)を用いた方法が多く研究されている。しかし、PTTを取得するために体の多箇所にPPG(photoplethysmography)やECG(electrocardiogram)を設置する必要があるため、行動の制限や不快感を覚えるなどの欠点が存在する。これより、本研究ではドップラーレーダを用いた非接触による連続血圧測定方法の研究を行った。我々は、心拍1回分の周期と心臓が収縮している時間を用いて、血圧を推定する方法の研究を行った。拡張期血圧(DBP)は、心臓が収縮している時間を用いて推定し、脈圧(PP)は、心拍1回分の周期および心臓が収縮している時間を使用して推定した。収縮期血圧(SBP)は、推定したDBPとPPの和によって推定した。推定した血圧値と血圧計で取得した血圧値を用いて相関係数を算出した。相関係数はそれぞれSBPが0.79、DBPが0.88、PPが0.81と共に十分高い値が得られた。ドップラーレーダを用いた非接触方式による血圧測定の可能性を得られた。</p>

収録刊行物

  • 生体医工学

    生体医工学 Annual57 (Abstract), S258_2-S258_2, 2019

    公益社団法人 日本生体医工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390283659835570944
  • NII論文ID
    130007776774
  • DOI
    10.11239/jsmbe.annual57.s258_2
  • ISSN
    18814379
    1347443X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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