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- 佐々木 恵理
- 獨協大学
書誌事項
- タイトル別名
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- 増殖するハラスメント : 「ハラスメント語」を考える
- ゾウショク スル ハラスメント : 「 ハラスメントゴ 」 オ カンガエル
- ―「ハラスメント語」を考える―
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説明
<p>1980年代にセクシュアルハラスメントの概念が日本に導入され、短縮語の「セクハラ」はハラスメントの実態を一気に広めることに貢献した。その後、セクシュアルハラスメントの「ハラスメント」が切り取られて、多くの造語(ハラスメント語)が作られてきた。ハラスメント語には、セクシュアルハラスメントの中心的な概念である人権や差別の告発をすることばがある。また、不快感や配慮不足を表すことばや本来のハラスメントの意味を持たない記号化したことばも作られて、「ハラスメント」は乱用されている。今後もハラスメント語は増殖し続けるかもしれないが、さまざまな事象を「ハラスメント」という用語で表現するべきではない。作り出したことばは力(権力)を持つことを意識しながら、告発する新たなことばを探したい。</p>
収録刊行物
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- ことば
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ことば 40 (0), 36-53, 2019-12-31
現代日本語研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390283659836994304
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- NII論文ID
- 130007778601
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- NII書誌ID
- AN00398469
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- ISSN
- 24242098
- 03894878
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- NDL書誌ID
- 030158527
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可