後期石炭紀~前期ペルム紀花崗岩類の年代学的および岩石化学的特徴

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タイトル別名
  • Geochronology and petrochemistry of the Late Carboniferous and Permian granitic rocks in Japan

抄録

日本列島に分布する花崗岩類の多くは白亜紀~古第三紀のものであるが,ごく限られた地域には古生代花崗岩類が分布する.それらのうち古生代後期の後期石炭紀~ペルム紀花崗岩類について,岩石化学的性質を検討し,またいくつかの試料についてはジルコンU--Pb年代を新たに測定した.その結果,これらの花崗岩類の活動は後期石炭紀の約300\,Maに開始され,その後ペルム紀の280\,Ma頃まで続いたものと結論される.また後期石炭紀~ペルム紀花崗岩類のマグマを作った沈み込み帯は,大陸地殻成分の影響が少ない海洋性島弧であり,若い海洋性地殻が沈み込んでいた可能性が高いことが指摘できる.

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  • CRID
    1390283659839685248
  • NII論文ID
    130007785275
  • DOI
    10.14824/jakoka.2015.0_162
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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