羽越地域、田川酸性岩類に胚胎する大広鉱山の熱水変質と生成環境

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タイトル別名
  • Hydrothermal alteration and formational environment of the Obiro mine in the Tagawa Acidic Rocks, Uetsu region, Japan

抄録

大広鉱山は羽越地域の田川酸性岩類に胚胎している。本格的な採掘実績はないが、Pb, Cu, Zn, Bi等を産する。羽越地域の調査中に深度300mのボーリングコアを入手できた。<br> XRDの結果、セリサイト化変質(e.g., Lowell & Guilbert, 1970)を広く受けていた。<br> 本鉱床が生じた要因には次のことが挙げられる。<br>・酸化的な花崗岩質マグマが地下浅所(約100 MPa以浅)に貫入した。<br>・貫入固結のP/Tは約700℃、100 MPaとなり、さらに分離した流体が静岩圧から静水圧に変化することで沸騰を起こし、高塩濃度流体を生じた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390283659840110208
  • NII論文ID
    130007786104
  • DOI
    10.14824/jakoka.2018.0_163
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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