マグマからのFe-酸化物結晶作用のFE-SEMその場観察

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タイトル別名
  • In-situ FE-SEM observation of Fe-oxide crystallization in a magma

抄録

火山の噴火ダイナミクスにとって重要であるとともに鉱物学的にも未踏の領域であるマグマからの核形成・初期成長過程を明らかにするために,FE-SEM(JEOL JSM-7100F, Protochips Aduro加熱ステージ)を用いてその場観察実験を行い,Fe-酸化物の結晶化過程を観察した.出発物質には石基にほとんどマイクロライト・ナノライトを含まない桜島の大正噴火の軽石を用いて,10°C/sで加熱し,950°Cで温度一定に保ちながら,含水ガラスの脱水結晶化を観察した.その結果,粒子の合体とその後の形状変化において,これまでに水溶液系で観察されたものと類似する非古典的な核形成・成長過程が観察された.ケイ酸塩メルトにおいても,多様な結晶成長経路で結晶化が起こっていると考えられる.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390283659840124672
  • NII論文ID
    130007786202
  • DOI
    10.14824/jakoka.2018.0_4
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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