布の水移動特性に関する実験の開発「衣服の水のしみこみやすさ,乾きやすさ」

書誌事項

タイトル別名
  • The Experiment of Moisture Transfer on Clothes: Wetting and Drying of Fabrics
  • 布の水移動特性に関する実験の開発「衣服の水のしみこみやすさ,乾きやすさ」 : ESD(持続発展教育)を視点とした家庭科教育内容開発
  • ヌノ ノ ミズ イドウ トクセイ ニ カンスル ジッケン ノ カイハツ 「 イフク ノ ミズ ノ シミコミ ヤスサ,カワキ ヤスサ 」 : ESD(ジゾク ハッテン キョウイク)オ シテン ト シタ カテイカ キョウイク ナイヨウ カイハツ
  • : The Development of Elementary School Home Economics Curriculum Based on ESD
  • ESD(持続発展教育)を視点とした家庭科教育内容開発

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抄録

小学校家庭科衣生活領域では,人と衣服との関係を児童に理解させるために,衣服素材や衣服の構造と人体生理との関係を教育内容として配置し,「衣服の着方」を通して理解させる。人が着用する衣服素材に求められる性能は,①保健衛生的性能(熱・水分移動特性),②強度・耐久性性能,③形態安定性能,④取扱い性能である。本研究では,①に関して,人体の熱バランスを保つために衣服素材には吸水性と乾燥性が必要であること,吸水性と乾燥性は衣服素材によって異なること,その理由を児童が明らかにするための新しい実験として,吸水・乾燥性連続試験を開発した。法則の発見,操作性,定量性,再現性,実験時間等の観点から,従来の試験法と比較し評価した。その結果,吸水・乾燥連続試験は,児童の着用場面(上着あるいは下着の場合)に即した条件を再現することができ,水の吸いやすさと乾きやすさは同時に必要な性能であることを学ぶことが可能となった。

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