実験と流体数値計算からアプローチする遊泳微生物の行動
-
- 大村 拓也
- 京都大学 大学院理学研究科
抄録
<p><tt>ゾウリムシに代表される繊毛虫,あるいはバクテリア,哺乳類の精子は,流体中を遊泳しながら移動する.こういったマイクロメートルスケールにおける遊泳運動を低レイノルズ領域の流体現象と見なすと,ストークス方程式から導出したシンプルな数理モデルで分類することができる.近年,モデルによる検証から,一見複雑怪奇な遊泳細胞が示す「行動」を,最小限の物理要素によって説明することが可能になりつつある.本研究では,繊毛虫と呼ばれる原生動物の生存にとって有利な行動を対象に,流体数値計算からそのメカニズムが実測可能な2つの物理要素だけで説明可能なことを明らかに</tt><tt>した. </tt></p>
収録刊行物
-
- アンサンブル
-
アンサンブル 21 (1), 67-71, 2019-01-31
分子シミュレーション学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390283659848019200
-
- NII論文ID
- 130007792893
-
- ISSN
- 18845088
- 18846750
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可