熱的減容化の現状と今後の展開

  • 倉持 秀敏
    (国研) 国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センター 基盤技術・物質管理研究室

書誌事項

タイトル別名
  • Thermal Volume Reduction Technologies for Radioactively Contaminated Waste in the Interim Storage Facility
  • ネツテキ ゲンヨウカ ノ ゲンジョウ ト コンゴ ノ テンカイ
  • —Current Status and Future Prospects—

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説明

中間貯蔵施設において熱的減容化施設の建設が始まり,施設のある自治体で発生した除染廃棄物等は焼却またはガス化溶融される。また同時に,除染特別地域内の仮設焼却施設から搬入される焼却残渣は灰溶融される。本稿では,中間貯蔵施設で使われる,除染廃棄物等の焼却およびガス化溶融に関する技術的な現状,特に,放射性セシウムの挙動を紹介するとともに,一般廃棄物の処理における挙動との違いについても議論する。また,焼却等残渣の溶融についても,これまで報告されている技術的な知見を紹介する。さらに,中間貯蔵施設においてこれらの熱的減容化処理の安定運転に向けた課題と展開を述べ,溶融処理後に排出される高濃縮汚染物に対する高度減容化の可能性と展開にも言及する。

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