原子力安全のための耐津波工学(その2)

書誌事項

タイトル別名
  • Tsunami resistant engineering for nuclear safety (No.2)
  • 原子力安全のための耐津波工学(その2)地震・津波工学に求められる原子力安全のリスク論に基づく体系化
  • ゲンシリョク アンゼン ノ タメ ノ タイツナミ コウガク(ソノ 2)ジシン ・ ツナミ コウガク ニ モトメラレル ゲンシリョク アンゼン ノ リスクロン ニ モトズク タイケイカ
  • Integrated risk-Informed earthquake-Tsunami protection framework for nuclear safety
  • 地震・津波工学に求められる原子力安全のリスク論に基づく体系化

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抄録

<p> 地震の揺れや津波などの外的事象に対して「原子力安全」を確保するために,原子力事故,放射線事故の発生防止及び影響緩和のための実行可能なあらゆる努力を払うことが求められる。そのための方法として,「深層防護」の考え方を外的事象に対してどのように適用するか真摯に検討しなければならない。「深層防護」の概念は,様々な事象の展開において,多重,多様,独立の防護策を講じることである。特に,炉心に大量の放射性物質を内蔵している原子力発電所においては,様々なハザード,特に地震,津波などの外的事象に対して,将来生じる可能性のある,人と環境に与える影響を実行可能な限り低減することが必要であり,そのため,リスクを判断指標として,人と環境に対する対策全体の信頼性を高めることという「リスク論」が必要である。津波に対する原子力安全の確保を例として,リスク論に基づく安全確保を深層防護と融合させて,設計・マネジメント策を一貫して評価する体系を提案する。</p>

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