カップ麺製品にノシメマダラメイガ孵化幼虫200個体を投入した時の発育遅延
書誌事項
- タイトル別名
-
- Developmental delay of Indian meal moth, <i>Plodia interpunctella</i> (Hübner), on cup-packaged instant noodle products which 200 first instar larvae added
抄録
<p>市販のカップ麺製品(上面内径13 cm,高さ10.5 cm,底面内径9 cm;内容量112 g)に,孵化後24時間以内のノシメマダラメイガ幼虫を10個体または200個体を投入し,温度25℃,相対湿度70%,日長16L8Dに置き,31~34日後に冷凍殺虫して,幼虫,蛹,成虫の個体数を調べた.10個体投入区では,幼虫は0個体,蛹は1.8±1.5個体,成虫は6.4±2.3個体,生存率は82.0±17.9%であった.200個体投入区では,幼虫は31.2±14.3個体,蛹は41.1±7.4個体,成虫は8.2±6.8個体,生存率は40.2±7.4%であった.今回試験に用いた孵化幼虫をカップ麺製品1個あたり200個体投入すると,10個体投入と比べて生存率は約半分になり,発育も明らかに遅延した.カップ麺製品の容器内側に残った幼虫のかじり跡数は,10個体投入区では0カ所であったが,200個体投入区では平均22カ所が確認された.</p>
収録刊行物
-
- 都市有害生物管理
-
都市有害生物管理 7 (1), 11-14, 2017
都市有害生物管理学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390283659853709056
-
- NII論文ID
- 130007801511
-
- ISSN
- 2435015X
- 21861498
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可