各プロセスの入出力性能の調整による入出力スループットの低下を抑制する制御法の実現と評価

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タイトル別名
  • Implementation and Evaluation of Mechanism to Improve I/O Throughput in Regulating Each Process

抄録

計算機のハードウェア性能や他プロセスの動作にかかわらず,利用者がプロセスの実行速度を制御できれば,計算機の利便性が向上する.これまで,著者らはプロセッサ性能や入出力性能の調整法を提案した.提案した入出力性能の調整法は,調整対象プロセスが要求する入出力性能を保証するために,入出力デバイスに発行できる他プロセスの入出力要求数を制限する.しかし,この方式では各調整対象プロセスが要求する入出力性能の合計性能を保証するために,入出力デバイスに発行する入出力要求数を過少に抑えてしまう.この結果,入出力デバイスが入出力要求の受け取り待ちとなり,入出力スループットが低下する.本論文では,他調整対象プロセスの入出力要求による待ち時間の増加分だけ入出力デバイスに発行できる入出力要求数を制限する方式を提案する.評価により,提案方式が調整対象プロセスの入出力性能を精度良く調整し,かつ入出力スループットを向上できることを示す.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390283659853711360
  • DOI
    10.14923/transinfj.2019jdp7041
  • ISSN
    18810225
    18804535
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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