免疫グロブリン軽鎖κ/λ比の上昇が唯一の診断契機となった多発性骨髄腫の血液透析患者の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of light-chain-type multiple myeloma in a hemodialysis patient that was diagnosed based on an elevated free light chain κ/λ ratio alone
  • 症例報告 免疫グロブリン軽鎖κ/λ比の上昇が唯一の診断契機となった多発性骨髄腫の血液透析患者の1例
  • ショウレイ ホウコク メンエキ グロブリン ケイサk/lヒ ノ ジョウショウ ガ ユイイツ ノ シンダン ケイキ ト ナッタ タハツセイ コツズイシュ ノ ケツエキ トウセキ カンジャ ノ 1レイ

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説明

<p>症例は47歳男性. 200X年に初めて腎機能障害Cr 1.2mg/dL (尿蛋白陰性) を指摘され, 2年後にはCr 6.9mg/dLと急速に進行し, 翌年原因不明の慢性腎不全にて血液透析を導入した. 導入時より心肥大を認め, 2か月後より肝機能障害, 肝左葉腫大, 脾腫を認め, 透析導入1年6か月後に免疫グロブリン軽鎖κ/λ比68.23と高値であったことから, 骨髄穿刺を施行し多発性骨髄腫と診断した. 原因不明の透析患者において, 原因疾患を探す姿勢は大切であり, 今回, 免疫グロブリン軽鎖κ/λ比の上昇から軽鎖型 (Bence-Jones型疑い) の多発性骨髄腫の診断に至った症例を経験したので報告する.</p>

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参考文献 (7)*注記

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