切除生検で診断した腎移植後肺クリプトコッカス症の1例

  • 岡田 真典
    広島市立病院機構広島市立広島市民病院呼吸器外科
  • 岡田 和大
    広島市立病院機構広島市立広島市民病院呼吸器外科
  • 久保 友次郎
    広島市立病院機構広島市立広島市民病院呼吸器外科
  • 中村 龍二
    広島市立病院機構広島市立広島市民病院呼吸器外科
  • 藤原 俊哉
    広島市立病院機構広島市立広島市民病院呼吸器外科
  • 松浦 求樹
    広島市立病院機構広島市立広島市民病院呼吸器外科

書誌事項

タイトル別名
  • A case of pulmonary cryptococcosis diagnosed by excisional biopsy in a renal transplant recipient
公開日
2020-03-15
DOI
  • 10.2995/jacsurg.34.130
公開者
日本呼吸器外科学会

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説明

<p>症例は52歳,男性.糖尿病性腎症に対して6年前に生体腎移植を受け,術後の免疫抑制剤としてメチルプレドニゾロン,タクロリムス,ミコフェノール酸モフェチルを併用して拒絶反応なく経過していた.以後定期フォローアップされていたが,胸部CTで右肺中葉に12 mm大の充実型結節を指摘され,当科紹介となった.腫瘍マーカーの軽度上昇も認め,原発性肺癌も否定できなかったため,診断と治療を兼ねた胸腔鏡下肺部分切除術を施行.術中迅速組織診で炎症性肺結節と診断し,さらに病理学的検索で結節内にPAS染色およびGrocott染色で陽性の球形真菌を認め,肺クリプトコッカス症との診断に至った.血性抗原は陰性であり,追加治療を行わず経過観察とした.臓器移植術後は免疫抑制管理が必須となるが,感染症や悪性疾患の発症率も上昇する.移植術後のように免疫抑制患者の肺結節に対し,切除生検による病理学的検索も考慮すべきである.</p>

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参考文献 (6)*注記

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