書誌事項
- タイトル別名
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- The discovery of ikaite from sediment cores in the eastern margin of the Japan Sea and its significance
- ニホンカイ トウエン ニ オケル タイセキブツ コア カラ ノ イカアイト ノ ハッケン ト ソノ イギ
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説明
<p>低温で安定な炭酸塩鉱物であるイカアイトが,日本海東縁部で採取した堆積物コアから発見された.イカアイトを伴う堆積物は,シルトか砂の葉理を伴う暗色の泥からなり,生痕があるか無構造である.粒状の集合体が脈となっている場合と,最大10cmを越える長さの大型の結晶をなす場合がある.イカアイトは現在の海底面下10mより浅い部分で発見されているが,間隙水の分析から,硫酸塩・メタン漸移帯(SMT)の内部,多分2mから5m程度の深さで形成されたと考えるのが妥当である.イカアイトの炭素同位体比の分析値からは,微生物によるメタン酸化に起源をもつ軽い炭素の影響が,今回発見されたイカアイトにあったことを示唆し,SMT内で形成されたことと矛盾しない.イカアイトの最新の形成年代は9,700年前以降である.大型結晶のイカアイトは,メタン流量が増大するか,70m程度埋没することで地温が上昇して不安定となり,方解石に交代され,玄能石になるだろう.</p>
収録刊行物
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- 地質学雑誌
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地質学雑誌 125 (12), 853-865, 2019-12-15
一般社団法人 日本地質学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390283659863686784
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- NII論文ID
- 130007817558
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- NII書誌ID
- AN00141768
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- ISSN
- 13499963
- 00167630
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- NDL書誌ID
- 030252779
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可