エマージング・リスクへの対応プロセスについて

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書誌事項

タイトル別名
  • The Risk Treatment Process for Emerging Risks
  • エマージング・リスクへの対応プロセスについて : リスク研究の観点から
  • エマージング ・ リスク エ ノ タイオウ プロセス ニ ツイテ : リスク ケンキュウ ノ カンテン カラ
  • —リスク研究の観点から—

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説明

<p>従来のリスク研究の知見を活用し,エマージング・リスクを認知することから,リスク評価を経て,リスクへ対応するまでのプロセスを模式化し,リスク評価をエマージング・リスクの発生結果と発生確率の2軸4象限に分けた。これに,AõStirllingによる無知(ignorance),多義性(ambiguity),不確実性(uncertainty),リスク(狭義のrisk)の4つに類型された概念を当てはめた。さらに,無知からリスク評価に至るまでの過程において,従来のリスク研究が得意としてきた「データ収集」,「科学的合意形成」,「リスク評価の定式化」について説明した。そして,リスク研究の今後の展開を踏まえた上で,保険業界によるエマージング・リスクへの対応において,日本リスク研究学会側との連携の可能性を探り,保険商品に応じた,より簡易で素早く結果の出るリスク評価(Rapid Risk Assessment)手法の開発等を提案した。</p>

収録刊行物

  • 保険学雑誌

    保険学雑誌 2018 (642), 642_103-642_110, 2018-09-30

    日本保険学会

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