新TNM分類に基づいた舌扁平上皮癌の臨床的検討

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タイトル別名
  • Clinical analysis of tongue squamous cell carcinomas based on the new TNM classification

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UICCから新たな悪性腫瘍TNM分類が発表された。口腔癌における改訂のポイントとして,腫瘍深達度と節外浸潤の概念が加えられた。当科で治療を行った舌癌93例について,新分類に基づいた治療成績を解析しその妥当性を検討した。新分類における全体の疾患特異的3年生存率は72.3%であり,stageⅠ:89.9%,stageⅡ:80%,stageⅢ:70%,stageⅣA:64.2%,stageⅣB:20%であった。再発は29例に認められ,10例(36%)で救済可能であった。新TNM分類は旧分類と比較して予後をより明確に反映していた。

収録刊行物

  • 頭頸部外科

    頭頸部外科 29 (3), 273-278, 2020

    特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会

参考文献 (8)*注記

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