レム睡眠行動異常症の自律神経障害
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- 野村 哲志
- のむらニューロスリープクリニック
書誌事項
- タイトル別名
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- Autonomic dysfunction in patients with REM sleep behavior disorder
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説明
<p>レム睡眠行動異常症(REM sleep behavior disorder: RBD)患者においては自律神経機能(循環器,発汗,消化管,排尿,性機能,視機能)が自覚的に健常成人と比べて障害され,その程度はパーキンソン病(Parkinson’s disease: PD)と同程度である.客観的にも起立性低血圧をPDと同程度認め,脈拍解析においても自律神経障害を示している.MIBG心筋シンチもRBDでPDと同様に低下し,心臓交感神経障害を認める.消化管機能としても低下傾向がみられる.RBD病変部位の青斑核は自律神経の制御にも関わっているので,自律神経障害の出現する可能性がある.RBDはシヌクレイノパチーへの進展が注目され,自律神経障害を軸に進展予測できるか期待される.</p>
収録刊行物
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- 自律神経
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自律神経 57 (1), 63-66, 2020
日本自律神経学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390283659868555904
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- NII論文ID
- 130007827454
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- ISSN
- 24347035
- 02889250
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可