白内障手術患者の術中緊張パターンと術前訪問での収集情報との関係

書誌事項

タイトル別名
  • ハクナイショウ シュジュツ カンジャ ノ ジュッチュウ キンチョウ パターン ト ジュツゼン ホウモン デ ノ シュウシュウ ジョウホウ ト ノ カンケイ

この論文をさがす

説明

目的:患者の術中緊張パターンを検証し,効果的な術中看護の方法を探求した。 方法:病棟安静時と手術中に血圧測定及び眼輪筋筋電図測定を実施した。術前術後訪問時にアンケートを施行した。 結果:手術中の血圧及び眼輪筋筋電位は超音波乳化吸引開始時に上昇していた。緊張度を4つのパターンに分類,術前の言動と関連していた。すべての対象が,術中タッチケアについては肯定的であった。 考察:手術中の患者緊張度は超音波乳化吸引開始時に上昇することが明らかとなった。緊張の度合いにはパターンがあり,それぞれ術前の不安の対象や表出に違いがあった。術前訪問における情報収集から術中緊張パターンを推測し,患 者の必要とするタイミングでタッチケアを中心とした適切な看護対応を行うことで,術中の緊張を和らげ安全に手術を施行することが可能となるのではないかと考えられた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ