肝⼩葉を描写するための位相コントラスト⾎管造影法
書誌事項
- タイトル別名
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- X-ray phase-contrast microangiography for visualization of the hepatic lobules
抄録
【⽬的】マージナルドナー肝臓を移植に適した肝臓に再⽣するにあたり,肝臓の末梢系における循環機能を評価できる新しい⼿法の開発を⽬指す.【⽅法】シンクロトロン放射光源を⽤いた単⾊X 線(エネルギー30keV)による位相コントラスト画像法と超⾳波造影剤(マイクロバブル)を併⽤し,豚肝臓の末梢⾎管系(肝⼩葉、類洞)を造影描画した.位相コントラスト法としては,⾓度分解能素⼦としてSi アナライザー結晶を⽤いた.【結果】バルクサイズの空気では,肝末梢系は描写できなかった.医療⽤のマイクロバブルを肝動脈,もしくは⾨脈から投与したときは,その末梢⾎管系と肝⼩葉,その微細構造である類洞や中⼼静脈が描画できた.【考察】バルクサイズの空気は,⾮常に細い末梢⾎管系においては,空気塞栓を⽣じるので,肝⼩葉は描できない.マイクロバブル(直径数μm)は,肝⼩葉系に到達できるので,これを描写できたと考えられる.【結語】放射光X 線を⽤いた位相コントラスト法(アナライザー結晶を利⽤)において,マイクロバブルは末梢⾎管系の描写に有効であった.肝⼩葉とその微細構造である類洞と中⼼静脈を平⾯画像において確認できた.
収録刊行物
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- 日本保健科学学会誌
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日本保健科学学会誌 21 (Supplement), 42-42, 2018
日本保健科学学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390283659870693632
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- NII論文ID
- 130007831272
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- ISSN
- 24333018
- 18800211
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可