ストリートセルモデルにおける直線偏波及び円偏波の受信電力特性比較

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タイトル別名
  • Comparison on Reception Power Performance of Linearly and Circularly Polarization in Street Cell Model

抄録

本論文では,マイクロ波帯の高周波数帯を用いて高速データ通信を行う次世代移動通信システムにおいて,道路の形状に沿って直線的なサービスエリアを形成するストリートセルを対象とし,直交偏波MIMOの適用を前提とした直線偏波及び円偏波の受信電力特性比較を目的として,レイトレーシング法に基づく計算機シミュレーションと屋外実験による受信電力特性の解析・評価を行っている.具体的には,直線道路の両側にビル等の建物が連続するストリートセルモデルにおいて,直交円偏波MIMOと直交直線偏波MIMOという2種類の直交偏波MIMOの適用を想定して,両偏波の主偏波成分と交差偏波成分の受信電力特性について比較している.計算機シミュレーションでは,直接波と道路両側の建物による反射波及び路面反射波,並びに壁面反射と路面反射を組み合わせた反射波を加えた伝搬路モデルを想定し,反射回数をパラメータとして受信電力の変動を解析することにより,レイトレーシング法で考慮すべき最小の反射回数を明らかにしている.また,1.4GHz帯を用いた屋外実験により取得した実測値とシミュレーションによる解析値の比較を行い,ストリートセル伝搬路モデルの有効性を検証している.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390283687150600704
  • DOI
    10.14923/transcomj.2016gtp0002
  • ISSN
    18810209
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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