書誌事項
- タイトル別名
-
- The state of cost-effectiveness analysis and cost-benefit analysis of health care in Japan: A 36-year transition
- ニホン ニ オケル イリョウ ノ ヒヨウ コウカ ブンセキ ・ ヒヨウ ベンエキ ブンセキ ノ ジッタイ : 36ネンカン ノ スイイ
この論文をさがす
抄録
<p>本研究の目的は,日本の医療制度下における費用を用いた費用効果分析(費用効用分析),費用便益分析を網羅的に収集し,その特徴を検討することである。5つの電子データベースを用い,日本の医療制度下における費用を用いた増分費用効果比,増分費用効用比,純金銭便益,純健康便益,増分純便益のいずれかを検討した文献を系統的レビューの手法に則り検索・選択した。その後必要項目を抽出し,文献の特徴を検討した。その結果,1983年から2018年に発表された325文献を採択した。2017年以降文献数は急増しており,ガイドライン等の推奨に沿っている研究は近年増加傾向だったが,欧米における費用効用分析のレビュー論文の結果と比較すると,推奨に沿っていない研究が多かった。より一層,費用効果分析・費用便益分析の質の向上を図るべきである。また医療経済評価の方法論の標準化の推進に資するため,日本における医療経済評価研究を集積したデータベースの構築が望まれる。</p>
収録刊行物
-
- 日本医療・病院管理学会誌
-
日本医療・病院管理学会誌 57 (1), 11-19, 2020-04-24
一般社団法人 日本医療・病院管理学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390285300154122880
-
- NII論文ID
- 130007837054
-
- NII書誌ID
- AA12296781
-
- ISSN
- 2185422X
- 1882594X
-
- NDL書誌ID
- 030576987
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可