単純XpによるTKA術前作図におけるコンポーネントサイズの検討

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  • ―術中決定サイズとの比較について―

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抄録

<p>【目的】TKAの術前計画において,単純Xpを用いた術前作図によるコンポーネントサイズと,術中の解剖学的形状のサイズの誤差について調査した.【方法】当科にて2014年10月より2018年6月までナビゲーションを用いてTKAを施行した104膝(平均年齢77.6歳,男性22膝,女性82膝)を対象とした.術前作図による大腿骨,脛骨のコンポーネントサイズ,ナビゲーションでの解剖学的サイズ,実際の設置サイズ,術前の可動域を調査した.機種は全例DePuy社のAttune(PS 102膝,CR 2膝)を使用した.【結果】大腿骨で全症例中60%,脛骨で42%において術前計画より1サイズ以上大きなコンポーネントを設置していた.【考察】サイズが異なる要因としてはXp撮影条件や軟骨の厚み,骨切り手技等々の要因が挙げられる.近年でも3Dテンプレートの導入は限られた施設でしか進んでいないのが現状であり,2Dでの作図の精度を上げる要因の検索が必要である.</p>

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