動物看護師の日常業務における動物の保定技術に関する質問紙調査

  • 村尾 信義
    倉敷芸術科学大学 生命科学部 動物生命科学科 広島大学大学院 生物圏科学研究科
  • 谷田 創
    広島大学大学院 生物圏科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Questionnaire survey on manual restraining of animals by veterinary nurses in their daily work at veterinary hospitals
  • - The safety measures of veterinary nurses during restraint of animals -
  • ‐ 保定時における動物看護師の安全対策について ‐

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説明

近年、動物病院の日常業務において保定時に動物看護師が負傷する頻度が高いことから、ヒトと動物の双方にとって安全な保定技術が求められている。しかし動物看護学教育のための教科書や参考書には種々様々な保定技術が解説されているので、どの保定法を採用するのかは現場の獣医師や動物看護師の裁量に任されている。そこで本研究では、診療時における看護師の安全対策の一助とすることを目的として、現場の動物看護師112名に対して保定技術に関する質問紙調査を行った。その結果、回答者の79.8%が 1 日に10回以上保定に携わっていることが明らかとなった。また動物病院あるいは動物看護師によって異なる保定方法が採用されていた。さらに94.0% が直近 1 年間の動物の保定で怪我をしていたことから、今後は動物看護学教育などを通じて、動物看護師の安全性に配慮した適切な保定法を普及することが望まれる。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390285300156224000
  • NII論文ID
    130007840442
  • DOI
    10.34452/veterinarynursing.23.2_7
  • ISSN
    24355011
    21888108
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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