歯槽骨内に深く埋入,長期間放置されたインプラント体除去にコンピューターガイデッドサージェリーを応用した1症例
書誌事項
- タイトル別名
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- Computer-guided Implant Surgery for Removal of Longstanding Deep Alveolar Bone Implant
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説明
<p>近年,インプラントによる欠損補綴は,予知性の高い欠損補綴として広く普及し,快適な口腔内環境を維持できる症例が増加してきている.その一方で経過不良のため抜去を余儀なくされる症例も増加してきている.</p><p>今回われわれは,埋入位置不良により除去が必要となったインプラント体を約5年6カ月間放置し,インプラント体が歯槽骨に完全に覆われた症例に対し,コンピューターガイデッドサージェリーを応用してインプラント体除去を行った.術前のCTよりインプラント体直上へアプローチが可能となるように作製したサージカルテンプレートを応用して除去を行った.インプラント体除去6カ月後,コンピューターガイデッドサージェリーを用いて適切な埋入位置にインプラント体を再埋入し良好な結果が得られた.</p><p>今回,コンピューターガイデッドサージェリーを応用することにより,インプラント体の正確な埋入位置を把握することが可能となり最小限の外科的侵襲により良好な結果が得られた.今後ガイデッドサージェリーなどのデジタル技術はさまざまな臨床応用が期待できると考えられる.</p>
収録刊行物
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- 日本口腔インプラント学会誌
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日本口腔インプラント学会誌 33 (1), 52-58, 2020-03-31
公益社団法人 日本口腔インプラント学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390285300156574208
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- NII論文ID
- 130007841086
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- ISSN
- 21879117
- 09146695
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可