ステロイド減量にともない腸管の罹患部位が移動しつつ症状増悪を繰り返した成人発症IgA血管炎の1例

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  • A case report of adult-onset IgA vasculitis with repeated migrating abdominal lesions and manifestations

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抄録

<p>症例は68歳女性.両膝関節痛と両下腿の皮疹を主訴に当院を受診し,皮膚生検によってIgA血管炎と診断された.入院後に腹痛と下血を認めたが,内視鏡検査にて同疾患の消化器症状と考えた.プレドニゾロンを開始するも減量にともない腸管の罹患部位の移動とともに症状増悪を繰り返した.最終的にメチルプレドニゾロン125mgを開始し,その後漸減したが再燃することなく経過した.本疾患にステロイドは有効だが減量には注意を要する.</p>

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