抗菌薬の環境影響を容易に観察する実験教材の開発
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of the Experimental Teaching Materials to Easily Observe the Environmental Effects of Antimicrobaials
抄録
<p>以前開発した植物の種子発芽・生長観察実験系を利用した新たな環境教育教材として,抗菌薬の環境影響を観察する実験教材の開発を試みた.まず,この実験系とOECDテストガイドラインの藻類生長阻害実験を比較し,感受性が異なるが環境影響を観察できる教材であることがわかった.次に12種の抗菌薬による植物の発芽・生長に対する作用を観察したところ,植物の生長を抑制するものと抑制しないものがあった.この差は,抗菌薬の作用機序の相違に対応していた.また,藻類においても同等の結果が観察された.抗菌薬の環境影響を観察できる教材になり得ることが明らかになった.近年,抗菌薬は医療のみならず,食糧問題に関係する畜産・養殖でも大量に利用されるようになり,耐性菌などの問題が指摘されるようになった.これらの問題も加えて植物発芽・生長観察実験系を利用することで,総合的に環境科学を学習することが可能になると期待できる.</p>
収録刊行物
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- 日本科学教育学会研究会研究報告
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日本科学教育学会研究会研究報告 34 (7), 39-44, 2020-05-16
一般社団法人 日本科学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390285300157046528
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- NII論文ID
- 130007842028
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- ISSN
- 18824684
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可