パラメータ設計における混合系直交表L<sub>18</sub>(2<sup>1</sup>3<sup>7</sup>) の2因子間の交絡評価の研究

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation for Confounding Effect by Interactions between Two Columns of L<sub>18</sub>(2<sup>1</sup>3<sup>7</sup>) on Parameter Design

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説明

実課題への混合系直交表 L18(2137)の適用にあたり,列間の交互作用による他列への交絡は,2000年まで最適化でとりわけ影響しないとされたが,2009年以降の研究では違っている.しかしその認知度は低く,「交互作用の交絡の影響が小さい」という認識での実験で実際には交互作用が大きく,制御因子の水準選択を誤る例が多発している.本論文は,こうしたことを 実例で示し利用者の喚起を促すものである.<BR>  本論文はこの交絡効果をモデル実験で再現し,数値実験で割り付け列が異なると最適条件が変わることを確認した.具体的に以下4項目を実施した.(1)L18 実例の空き列に割りつけ列より大きな交絡効果があること.(2)モデル実験からL18 に割り付けられた2因子の交互作用が空き列に現れること.(3)3水準2因子が交絡する空き列の効果は,3元表27個のL18 水準分布に依存すること.(4)L18の数値実験で割りつけ列を入れ替えると最適条件が変わること.

収録刊行物

  • 品質

    品質 50 (1), 71-78, 2020-01-15

    一般社団法人 日本品質管理学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390285300158908544
  • NII論文ID
    130007845489
  • DOI
    10.20684/quality.50.1_71
  • ISSN
    24321044
    03868230
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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