紀元前太陽系を探る: 質量放出星から太陽系への物質進化

  • 瀧川 晶
    京都大学 白眉センター/大学院理学研究科地球惑星科学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Dust formation and evolution from mass-losing stars to the solar system
  • 2018年度最優秀研究者賞受賞記念論文 紀元前太陽系を探る : 質量放出星から太陽系への物質進化
  • 2018ネンド サイユウシュウ ケンキュウシャショウ ジュショウ キネン ロンブン キゲンゼン タイヨウケイ オ サグル : シツリョウ ホウシュツセイ カラ タイヨウケイ エ ノ ブッシツ シンカ

この論文をさがす

抄録

<p> 先太陽系粒子は,太陽より一世代前の晩期星で形成し,星間空間を経て太陽系原材料物質の一つになった,星周ダストの生き残りである.星周ダストやダスト形成場の観測,先太陽系粒子の分析,ダスト形成実験を組み合わせることによって,先太陽系粒子固有の形成・変質履歴と,星周ダストの一般的特徴や形成過程という,相補的な情報を得ることが可能となる.本稿では,アルミナ(Al2O3)を鍵として,晩期星から太陽系形成に至るまでの,物質の形成と進化を紐解く試みを紹介する.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ