損害保険大手グループにおける海外M&Aの現状と海外M&Aが企業価値に与える影響に関する考察

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タイトル別名
  • ソンガイ ホケン オオテ グループ ニ オケル カイガイ M&A ノ ゲンジョウ ト カイガイ M&A ガ キギョウ カチ ニ アタエル エイキョウ ニ カンスル コウサツ

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説明

<p>損害保険大手3グループは海外M&Aを積極的に行っている。海外M&Aのメリットは,事業ポートフォリオの分散,利益の増加等により持続可能な成長を達成できることである。しかし,被買収企業の業績が悪化したり,買収プレミアムを超えるシナジー効果が実現できなかったりする場合には,買収時に発生したのれんを損失計上しなければならないため,買収企業の財務リスクを高めるデメリットも存在する。</p><p>本稿では,まず,損害保険大手3グループにおける海外M&Aの現状を把握し,ついで,これらグループが行った4件の海外M&Aに対し,市場がどのように評価したかをイベント・スタディ手法を用いて,AR(異常収益率)とCAR(累積異常収益率)の分析を行った。</p>

収録刊行物

  • 損害保険研究

    損害保険研究 80 (4), 25-56, 2019-02-25

    公益財団法人 損害保険事業総合研究所

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