Germination Dynamics and Rice Herbicide Control on Overwinter Seed of Weedy Red Rice under Flooding in Different Period

Bibliographic Information

Other Title
  • 異なる時期の湛水条件における雑草イネ越冬生存種子の発芽動態と水稲初期除草剤による防除効果
  • コトナル ジキ ノ タンスイ ジョウケン ニ オケル ザッソウ イネ エットウ セイゾン シュシ ノ ハツガ ドウタイ ト スイトウ ショキ ジョソウザイ ニ ヨル ボウジョ コウカ

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Abstract

雑草イネの防除には,越冬生存種子の出芽に対して抑制効果のある水稲初期除草剤の使用が有効である.本研究では,この防除効果の向上を目的として越冬生存種子の発芽動態と水稲初期除草剤の防除効果を湛水時期別に調査した.越冬生存種子の累積発芽率はシグモイドカーブを描き,特定の時期に集中する傾向がみられた.高温年を除き,越冬生存種子の発芽率50%の到達は,有効積算地温によりame-01集団で約40℃・日,iiy-01集団で約20℃・日であった.また,両集団とも湛水時期が早いほど湛水処理後30日目の生存率は低かった.水稲除草剤による出芽抑制効果は,4月末までの湛水処理区で高かった.以上から,水稲初期除草剤による雑草イネの防除では,越冬後に地中での発芽が起こる時期までに早期の湛水を行い,生存率の低下と有効成分の出芽抑制との複合効果を得ながら使用するのが効果的と判断された.

Journal

  • The Hokuriku Crop Science

    The Hokuriku Crop Science 55 (0), 15-18, 2020

    Society for Crop Science and Plant Breeding of Hokuriku

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