著明な好酸球増多を伴ったALK陰性未分化大細胞リンパ腫の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of ALK-negative anaplastic large cell lymphoma with hypereosinophilic syndrome
  • 今月の症例 著明な好酸球増多を伴ったALK陰性未分化大細胞リンパ腫の1例
  • コンゲツ ノ ショウレイ チョメイ ナ コウサンキュウ ゾウ タ オ トモナッタ ALK インセイ ミブンカ ダイ サイボウ リンパシュ ノ 1レイ

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抄録

<p>我々は,好酸球増多を伴う腹痛を契機に発見された腹腔内リンパ節腫大を呈する75歳,男性を未分化大細胞リンパ腫と診断した.本症例の腹水,鼠径リンパ節生検ならびに病理解剖での心外膜には,好酸球を伴うリンパ腫細胞の浸潤所見を認めた.好酸球浸潤に対して副腎皮質ステロイド(プレドニゾロン),悪性リンパ腫に対して化学療法(THP-COP:pirarubicin, cyclophosphamide, vincristin, prednisolone)の治療を行ったが奏効せず,急性循環不全で死亡した.本症例の病態にIL(interleukin)-5過剰産生が関与していた.</p>

収録刊行物

  • 日本内科学会雑誌

    日本内科学会雑誌 108 (6), 1187-1196, 2019-06-10

    一般社団法人 日本内科学会

参考文献 (10)*注記

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